12.05.18 ( 2012/05/18 )

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メモメモ。いつか使うかも知れないし、使わないかも知れない断章。

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（『お前なんか、これで十分だろ』にやにやしながらそう言って彼氏にチロルチョコあげちゃう女の子の話。普段は寧ろプレゼントとかめっちゃ気合入れるのに、バレンタインだけへろっとスルーする女の子とかどうでしょう。）

――私は、人へのプレゼントを考えるのが好きなのかも知れない。そう気付いたのは最近だ。友人にも、親にも、誕生日とかクリスマスとか、寧ろ何でもなくたって、ついうきうきしながら何を贈ろうか考えて仕舞う。

それは彼氏に対しても例外じゃなくて、けれど誕生日にうっかり気合を入れ過ぎたらしい、先日の私の誕生日ではどう考えても倍額以上だろうプレゼントを手渡されて、流石に自重するようにしている。

男のプライドを刺激して仕舞ったらしい。それでもふと気付くと、あいつは何が好きそうだこれが似合いそうだなんて考えている自分がいる。だって私の手であいつが笑顔になるのなら、それはとても幸せな事だと思うのだ。まぁそんな私なのだが、最近一つ問題がある。――彼氏が、何だか凄く鬱陶しい。（かーらーの、）

『バレンタイン？　あぁ、命日な』『…聖ウァレンティヌスの？』『いや、うちの婆ちゃんの』『うわああぁ！』そんなカレカノ関係。

狂気は、踊る。己の足が無い事にも気付かずに。 / ただ、相手の幸せを祈るばかりの愛だった。

信じろだなんて、無茶を言う（笑いながら）

今日は口紅を買ったのよ、ラメ入りローズで凄く可愛いの！　一目惚れだったわ、これが運命ね！　明日は何を着ていこうかしら、新しい口紅に合わせてちょっぴりフェミニンに？　けれどブラウンのワンピースだって捨てがたいわ、白いレースがとっても素敵なんだもの。足元はローヒールのパンプスで決まり、これだって明日の為に買ったのよ。ブーツはそろそろ終わりの時期かしら。リボンのアクセントが可愛いニーハイに、髪型は早起きしてちょっと冒険してみたいわ。いつもみたいに適当じゃなくて、アイシャドウもチークも今一番お気に入りの色でばっちり決めるのよ。下着なんて勿論誰にも見せないけれど、少し前に買ったちょっとお高めのやつをこっそり着ようかしら。全体を纏めるコートは淡いピンクで、シンプルな肩掛けバッグにメイク用品も入れておいて。最後にとびっきりの笑顔を忘れずに、明日は彼氏との初デート！ / 口が裂けても言えない秘密（明日が私の誕生日だなんて、）

下らなくて、けれど掛け替えのない、泣きたいくらいに愛しい日々。//そうして私はまた、愛しい日常に戻る。//愛が人を育てるのか、人が愛を育てるのか。//意識と無意識の集合体が、要するに心なんだって。

信仰。己の生み出した幻想に縋るだけの夢。 / 容易く砕け散る、美しい硝子細工。 / …いつか罰せられる為の、罪。（愛とは、）

『愛が罪なら、俺も共犯か？』『うん、そう。…だから一緒に、地獄に落ちてね』『勿論』（笑いながら）

場違いな優しさが微笑を刻む

酷く判り易い絶望

望んで生まれてくる人間なんていないよ。……それでも人は、生きるのさ

まだ世界が優しかった頃

全部が全部、優しさだという顔をして

君を傷付ける優しい言葉

この罪を幸福と、捉えて仕舞う私こそが最も罪深いのだろう

気が狂うほど慈しむ

認めろ、そして諦めろ。世界はそれを待っている