無題 ( 2010/02/26 )

『風の聖痕』作者、山門敬弘氏が去年の夏にお亡くなりになられていたそうで。
ちょ　今日知った。ついさっき！
何とは無しに活字倶楽部なんて買ってみたら……なんて事。私基本的に情報を仕入れようとしないので。
デビュー当時から好きなので、もう、八……年？　飽き性の私にしたら驚異的です。
そんなに実力の際立った作者じゃないと思うし、どちらかというと素人臭くて先が読み易い展開の話しか書いてませんでしたが、それでも面白くて簡単に入り込める作風が好きでした。何年経っても初期のノリを忘れないのは大切な事だと思います。
キャラも結構珍しいタイプだったし。あそこまで最強一辺倒が主人公（敢えての主人公！）ってのもなかなか無い。しかも卑怯。最強なのに堂々と卑怯。
だって、前作の後書きで退院したって……何も知らなければ快方に向かったと考えるじゃないですか！
三月に最後の短編集が出るそうです。絶対買うよ。
長編の新作、新しい敵が出て来たばっかだったのに。何か良い感じで終わってたのに。全然何の問題も解決してないのに。既に何年か前の気がしますが。健気に待っていた。
衝撃を受けた木曜日でした。ご冥福をお祈り申し上げます。


古本で三十冊以上大人買いしてから考えた。どこに置くよこれ。
……良いです、荷物届いてから考えます。多分明日！
バチカン奇跡調査官の影響でふっとトリブラを読み返したくなりまして。全部在庫あったんで全部買いました。ついでに神学大全も！
……吉田直氏も亡くなられてるんだよなぁ……。
色々とあれもこれもやってたらいつの間にか三十冊。でもまだ足りない。
小市民シリーズが在庫無かったんだよなぁ……でも新刊で買うほど興味ある訳ではない。
御手洗潔は買えたので満足。あと天使の辞典。何年か前に買い逃したやつだった。ってか古本あるって事は買った人がいたんだよね！
活字倶楽部買うと読みたい本増えて困る。でも時々読みたくなる。

アホリズム一巻だけ買ってみた。やべ、二巻欲しい（金！）。
嶽本野ばら『ミシン』。……の、『世界の終わりという名の雑貨店』。どこだったか覚えてないけど嶽本氏の名前を聞いて、試しに読んでみた。
あぁ、泣いた。最後の『雪が降っています。』に頭思い切り殴られたような気がした。私にはこんな文章書けない。あまりにも即物的に過ぎるのだろうけれども。
元々文章の好き嫌い激しい上に基本的にこういう系統の本は読まないので、受ける衝撃も大きいです。食わず嫌いもあるのだろうが。
他の作品も読んでみたいなぁ。


そんなこんなしている内に、明日が最後の出社です。
……実感湧かないなぁ。でも、馴染みの弁当屋さんの人達とあんま会えなくなるのは寂しい。
一生の別れではないと信じていますから、頑張れます。応援してくれる人って大切だよね。
さて、明日も気合入れて生きましょう。